2019年06月15日

制作日誌6/13 新作CG集&音けっと参加について

こんにちは、劇團近未来です。6/13の制作日誌です。

【そのいち♪】
とってもかわいい姉妹に中出しできる島『ろりぃたっちゃぶる』が、
いよいよ完成間近となりました!
紹介画像どおりの内容ですので、ぜひご期待ください!

【そのに♪】
6/23開催の音けっと@大阪に参加いたします!
ただいま音声作品『ツノガミ様』のCD-R版をせっせと作っております。
持ち込み数は少なめとなりますので、宜しければお早めにお立ち寄りください。

イベント当日は代表・シナリオ・音楽担当の春日森が参加予定です。

皆さまにご挨拶できたらと思っておりますので、
リスナー様もサークル様も声優様もお気軽にお立ち寄りください。

もちろんシナリオのご依頼・ご相談も大歓迎です!

【今後のこと】
お陰様で『ツノガミ様』に大変多くのご感想を頂いております。
一同厚くお礼申し上げます。
また、多くの方から次回作を希望して頂いており感激しております。

少人数のサークルにつき、実現までお時間がかかりそうですが、
本腰を入れて丁寧な作品をお届けしたいと考えております。
ぜひ気長に続報をお待ちくださいませ。

いつもご声援を頂いて誠にありがとうございます!








posted by staff at 21:37 | 制作日誌

2014年12月22日

制作日誌O「ダウンロードサイト用ビジュアルを作る」

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裏表のパッケージデザインが終われば、
いよいよダウンロードサイトで使用するメインビジュアルの制作です。

こちらも先ず春日が草案を制作します。

メインビジュアルは、紹介サイト様等に、
それだけで貼られることも多いので、
訴求と説明の両方を同時に行う必要があります。

そこで春日が作った草案はこう。

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一気に行きます。
そこから速水が手を加えてこう!

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はい! 完成です!

その他、正方形のサムネイルや、
サンプル画像なんかも作っていきます。

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臨場感が無い割には、非常に駆け足となってしまいましたが、
以上で制作日誌は終了となります。

最後までお付合いを頂きありがとうございました。

都合上省いた工程もかなりあるので、
まだ次回作以後で余裕があれば、今度は是非臨場感たっぷりの
制作日誌をしたためてみたいと思います。

「十川良衣菜のトイレで神様、募集中」の発売日は、
イベント・ショップ・ダウンロード共に12月30日です。

12月30日のコミックマーケットには、
劇團近未来も「西ホール/あ-31a」にて出展しております。
コミックマーケットに参加される皆様は、
是非「劇團近未来」スペースにもお立ち寄り下さい。

それでは、少し早いですが皆様良いお年を。
2015年も劇團近未来を、どうぞよろしくお願いいたします。

(春日森)
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2014年12月18日

制作日誌N「パッケージデザイン〜裏編〜」

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次回から引き続きパッケージデザイン。今回は裏編です。

裏パッケージではゲームの内容を説明することが多いです。

先ずは表パッケージで訴求し、手にとってもらい、
そこから裏パッケージをじっくり読み込んで貰う……
という流れを作れるように、心がけています。

結果財布を開いて貰うことが出来たら最高ですね(笑)。

さて、裏パッケージのデザインですが、
今回はややゲーム性のある内容のため、最初に僕が草案を作ります。

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うう……。内容はなんとか説明出来てると思うのですが、
致命的に汚い。そして見難い……。

ここは早々に、速水先生にご尽力願いましょう。
フィックス版はこう!

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そうそう! 僕こういうのが作りたかったの!!

前述の通り、裏パッケージには情報を詰め込むので、
それを分かり易く整理しつつ、かつ魅力的なデザインを保持するのは
とにかく難しい。センスは勿論根気も必要な作業となります。

速水先生……本当にいつもありがとう。

表パッケージ、裏パッケージと完成して、
最後に忘れちゃいけないのが背表紙。

ここにも速水連のアイデアが詰まっています。

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タイトルを表示させるだけでなく、エッチな画像を配置しています。

これは最近、書店での同人ソフトの売り場が縮小されており、
新作でも平積みされず、棚刺しになることが多いためです。

背表紙にも表パッケージと同じ役割担わせようという意図ですね。

実際に棚刺しすると、こんな感じになります。

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いいですね。エロい。思わず手が延びちゃう。

上の画像で気づいた方もいらっしゃると思いますが、
パッケージ版のプレスはもう完了しています。

コミケ会場への発送も終わらせてますよ!

(春日森)
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2014年12月15日

制作日誌M「パッケージデザイン〜表編〜」

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デバッグも終了したので、いよいよパッケージデザインです。

嘘です。
本当はデバッグ当日には既に完成していました。

いつもの如く全く臨場感は無いのですが、
とにかくパッケージデザイン。

先ずは表面について。

最近は自主規制等々の関係で、
あまり露骨なパッケージは作れなくなっているのですが、
それでも作品がポルノである以上、ある程度のエロさは必要となってきます。

という訳で、候補の草案を3つ制作しました。

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裸のお尻を画面側に付きだしている@は、先ず文句なくエロいです。
本作の主題でもある「トイレでの援交」が分かり易いのも良いですね。
ただバランスがとれすぎている故に、少し迫力が不足している様にも思えます。

一方Aは、@にない迫力がありますね。
中心に結合部があるという露骨さも良い。
ただ、トイレというシチュエーションが少し分かり辛い。

そこで正式採用となったのがBでした。

迫力があり、@程ではないですが、トイレというシチュエーションも提示出来ている。
なによりヒロインの顔が手前にあり、かつ視線がこちらに向いているのも良いですね。

ではこのBの草案を、
デザイナーであるところの速水連に渡し、
「あんじょうやってや」
と伝えます。

出来上がったのがこれ。

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すごい。一気に製品っぽくなった。

エロゲ業界的にはシナリオライターとしてのイメージが強い速水漣ですが、
個人的にはデザイナーとしての能力をより高く買っています。

次回はパッケージの裏について。
ここでも速水漣が活躍します。

(春日森)
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2014年12月11日

制作日誌L「デバッグ」

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twitterではリアルタイムで呟いていましたが、
11月22日には、スタッフや友人に集まってもらって、
デバッグ大会を実施していました。

少しでもデバッグが楽しくなるようにと、
昼飯と夕飯には美味しいモノをみんなで食べます。

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この日のお昼は洋食屋で、グラタン&トルコライス。
夜は海鮮居酒屋で、刺身盛り合わせに、鯛の煮付け等々でした。
どれも美味しかった……。

勿論デバッグもちゃんとしています。

メインエンジンに吉里吉里を使用して、
かつプログラマ様もしっかりした方なので、
システム関係で致命的なバグが発生することはほぼ無いのですが、
それでもバグは出て来ます。

先ず誤植。

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誤植2、句読点抜け。

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危ないモザ漏れ。

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(この画像では既に修正しています)



今回は、そんなに面白いバグは出なかったですね。
前回の「風俗島からの脱出」では、ソープランドの扉を開けたら漁港、
みたいな大ネタがあったのですが。

ただ、とってもとっても出てくるのがバグなので、
きっと今回も僕たちが気付けなかっただけで、
まだ何か細かいバグは潜んでるんだろうなぁ……。

ゲームの進行に関わるような重大なバグは、さすがに全部とれてると思うので、
笑って許せる程度のバグでしたら、お目こぼしいただけると幸いです。

(春日森)
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2014年12月08日

制作日誌K「スクリプト」

プログラマ様から、α版が上がってきました。
(実際は11月10日に上げていただきました。
まだまだ実際の進行とは1ヶ月以上開きがあるぞ)

劇團近未来では、α版とは
「ゲームの機能が一通り動作する状態のモノ」を指しています。

とりあえず最後までシナリオは組み込まれていて、
最後まで読めば、回想ギャラリーの枠も埋まる、
といった状態のモノです。

ただイベントCGや立ち絵を表示させるための命令等は、
殆ど打たれておらず、いわゆる「骨組み」のみの状態です。

α版を実際にプレイすると、
こんな感じになります

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ここに各CGの表示命令を足していく行程のことを、
「演出」もしくは「スクリプト」と呼んでいます。

背景のスクリプトを打ち、

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立ち絵のスクリプトを打ち、

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立ち絵を変化させたり、

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Hシーンになれば、イベントCGを表示させたり……。

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その他、BGMや効果音、ボイス等もスクリプトで制御します。

ちなみに、シナリオ執筆完了直後には230kbだったシナリオ容量は、
α版完成時には333kb、演出完了時には442kbとなっていました。

シナリオ完成時の約倍の容量に膨れあがった計算になります。

比較的単純なノベルゲーではありますが、
背後では様々な命令が飛び交います。

ちなみに近未来では主に、春日森がスクリプトを担当しています。
メインライターがそのまま演出を担当することで、
シナリオに即した細やかな演出が可能になっていると自負しています。
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2014年12月04日

制作日誌J「演出用素材を作る」

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今まで紹介してきた立ち絵やイベントCG、マップ画面の他にも、
ゲーム本編で使用する画像は色々あります。

例えば、ヒロインの十川良衣菜がお金を得たときに表示させる、
お金アイコン。

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小山内琴葉の唇を強調するシーンで使う、エフェクト画面。

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回想シーンで使うセピア画面。

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こういった細かい素材も、
シナリオに沿って随時制作していきます。

その他、本作独特の演出素材として、
「振り子」があります。

十川良衣菜が援交を1回行う度に、
ゲーム内の時間が2時間進行するのですが、
それを視覚的に表現するため、時計の振り子のアニメーションを
制作することにしました。

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これをプログラム上で動かすことにします。

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(上手く表示されない場合は、画像をクリックして新しいタブで開いてみてください。)


GIFで作ったサンプルなので、ちょっと動きがぎこちないですが、
なんとなく時計っぽい雰囲気は伝わるでしょうか。

こういった演出素材は、多ければ多い程
ゲームが華やかになっていきます。

こういうところに予算を割けるメーカーさんは、
余裕のあるメーカーさんですね。
劇團近未来もいつかはそうなりたいものです。

(春日森)
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2014年12月01日

制作日誌I「モザイクをかける」

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今回はイベントCGにモザイクをかける行程をご紹介。
先ずは無修正のイベントCGを用意して……

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と思ったのですが、そんなモノをブログに載っけたら、
良くてブログの強制停止、悪けりゃおロープ頂戴です。
ただでさえ鰻丸先生×エチゴヤ先生のペニスは生々しいのに。

ポリス沙汰は嫌なので、別のアプローチから行きましょう。

以下の2枚のCG、どちらのモザイクの方が好みですか?

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ここで好みが分かれることは無いと思います。
断然左ですよね。

右は愛液や精液等の「汁」レイヤーを統合した上で、まとめてモザイクをかけたもの、
左はまずペニスにのみモザイクをかけて、その上に「汁」レイヤーを重ねたものになります。

グラフィッカー様から納品されたCG(PSDデータ)は、
いくつものレイヤーに別れています。
その為、この様なモザイクがけが可能になります。

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AV等の実写ジャンルでも、最近は「ギリギリモザイク」等の、
丁寧なモザイクが主流となっていますが、
それでも実写である以上、モノと汁を分けたモザイクがけは不可能です。

ここまで丁寧なモザイクは、2次エロならではだと自負しています。

まーでも、あんまりギリギリを狙いすぎると、
例えば「汁の影が陰部に見える」等の理由で、
リジェクトが発生する場合もあるんですけどね(苦笑)

なんしか劇團近未来では、可能な限り丁寧なモザイクを心がけています。
春日森が自分でかけています。

ユーザー様にとってモザイクは憎憎しい存在でしかないとは思いますが、
それなりに労力もかかっているということで、たまには愛でてやって頂けると
モザイク担当としてこんなに嬉しいことはありません。

(春日森)
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2014年11月27日

制作日誌H「システムグラフィック制作」

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今回はシステムグラフィックから、
「マップ画面」の制作工程をご紹介します。

劇團近未来のゲームではよくマップシステムを使用しています。
一番最初にマップシステムを使用した作品は「ネコさんのお尻」

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「女子校生とごはんですよ」(左)や「女子肛校生芸能アナルクラブ」なんかも、
変則的なマップシステムになります。

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回を重ねる毎に、システムもグラフィックも改良していきまして、
最近では脱出ゲームテイストの作品まで作れるようになりました。

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そしてこちらが今作、
「十川良衣菜のトイレで神様、募集中」の
マップ画面です。

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「風俗島からの脱出」から更に進化して、
「ゲーム内での時刻」と「良衣菜が稼いだ金額」が
表示されるようになりました。

「時刻」「金額」のどちらとも、
ゲームの進行によって変化していきます。

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(上手く表示されない場合は、画像をクリックして新しいタブで開いてみてください。)



ちなみにマップ画面の制作を担当したのも速水漣です。

このマップフィールドで、十川良衣菜がどのような活躍を見せるのかは、
是非本編でお確かめ下さい。

(春日森)
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2014年11月24日

制作日誌G「リテイク発生」

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いよいよ正式サイトが公開された直後ですが、今回のテーマは「リテイク」です。
先週紹介した「ev001」にリテイクが発生しました。

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左が原画で、右が先週紹介した塗り上がりです。
どこがリテイク箇所か、分かりますか?


























では正解発表。

正解は便器の塗り漏らしです。

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正しくはこう。

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かなり大きな塗り漏らしですが、意外とこういうのが気づかないものでして、
実際僕は受領、確認後に一度「OK! バッチリです!!」と返答していました。

気づいたのは実に納品から1ヶ月後、チンコにモザイクをかけているときです。
こういう間の抜けたディレクターだとスタッフさんも苦労をしますね。
エチゴヤ先生、その節はご対応いただきありがとうございました。


折角なのでもう1つ、本作で発生したリテイクをご紹介。
被害者は原画家の鰻丸先生です。

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画面向かって左が初めに提出いただいたラフで、
左がリテイクを経て最終的に仕上がった原画です。

左の方がより深くチンポを咥えていますね。

これは「よりイラマチオ感を出して欲しい」という僕の要望に、
応えていただいたものです。

こういうイメージ違い系のリテイクは、ほぼ仕様書に原因があるので、
ディレクターはもっとしっかりと資料を作りましょう。
鰻丸先生、ご対応いただきありがとうございました。

(春日森)
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2014年11月20日

制作日誌F「立ち絵を切り出す」

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彩色作業の済んだ立ち絵のファイル(PSDデータ)を、
システムチップ(PNGデータ)に変換する作業のことを、
劇團近未来では「立ち絵の切り出し」と呼んでいます。

この作業は主に、速水漣が担当してくれています。

近未来のシステムでは、
立ち絵は「素体」「表情」「赤面」「汗/涙」「眼鏡」「吹きだし」に別れています。
(眼鏡は今回は使いません。眼鏡キャラがいるときのみ使用します)

「汗」の画像を出しても仕方無いので、
「素体」と「表情」の画像をご覧頂きましょうか。

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のっぺらぼうと、顔だけのファイルに別れるわけです。

今回の十川良衣菜の場合、素体に5種類、表情に19種類を用意しています。
これをそれぞれ「L」「M」「S」の3つの大きさ毎に作成します。
さらに本当は「赤面」「汗/涙」「吹きだし」のパーツも加わるので、
結果的に十川良衣菜の立ち絵で使用するファイル数は「111」となります。

結構大変な作業です。
いつも担当してくれている速水には頭が上がりません。

その速水が演出用に作ってくれた、
表情一覧があるので、それも公開してしまいましょう。

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分かりやすくて良いですね。

「ツッコミなんて表情を用意するのは、大阪のサークルならではやね」

と速水が言っていました。確かにそうかもしれません。

(春日森)
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2014年11月17日

制作日誌E「彩色済CGが届く」

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グラフィッカー様から彩色の終ったイベントCGが届きました。
ファイル番号は「ev001」。実際に届いたのは9月15日です。
実際の日付とはまだ2ヶ月以上開きがありますね。

今回彩色を担当していただいたのはエチゴヤさんという方です。
劇團近未来では「女子校生真菜の中出しGAME」等、
かなり初期の作品からご協力を頂いているグラフィッカー様になります。

早速届いたファイルを開いてみましょう。

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おお……。これは良いですね。

「ev001」は主人公の十川良衣菜が、市民プールの木造トイレで援交をするシーンで使用します。
木造トイレの薄暗い感じや、ちょっと湿ったような空気感までも伝わってくる様です。

エチゴヤ先生は特に、効果レイヤーの使い方が上手い方でして、
ちょっと効果レイヤーを外したものと見比べてみましょうか。

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違いはやはり一目瞭然。
効果レイヤーを加えることで、前述の空気感や奥行きが、
画面に加味されます。

さすがプロの技という感じがしますね。

(春日森)
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2014年11月14日

制作日誌D「イベントCG原画が届く」

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鰻丸先生からイベントCGの原画が届きました。
ファイル番号は「ev004」。
もちろん届いたのはもっと前です。9月の頭頃です。
真面目か、鰻丸先生。

とりあえず今来た体で、ファイルを開いてみましょう。

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何が何やら分かりませんね。

これは鰻丸先生が、レイヤーを全てONにした状態で
お送りされているからです。差分レイヤーをOFFにしてみましょう。

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おお、これはいい原画ですね。下品で迫力がある。
画面中央に、抜いてくれといわんばかりに鎮座する結合部。
無修正でお見せできないのが残念なぐらいです。
貪るようなキスも良いですね。

このCGには、パーツ差分が用意されています。

先ず良衣菜の衣装がチェンジします。

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競泳水着と、ビキニです。
選択肢によって着用するコスチュームが変わる訳ですね。

良衣菜が入手するお金も変化します。

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これも選択肢によって、入手出来るお金が1万円か2万円か、
変わってくるわけです。

あると嬉しい中外差分も実装。

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うん、外に飛び出したペニスも雄々しい。
モザイクかかっちゃってるけど。

他にも表情差分や体液差分なども、たっぷりと用意して貰っています。

この原画は実はもう彩色、モザイクかけ、切り出しまで完了しているのですが、
最終的には60枚強の差分を持つCGになりました。

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(春日森)
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2014年11月09日

制作日誌C「ラフが届く」

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鰻丸先生から立ち絵のラフが届きました。
いうてももう3ヶ月以上も前のことです。
(タイムスタンプを確認したら8月9日でした。夏コミ前だ!)

鰻丸先生には先ず、立ち絵のラフを上げていただき、
そこから立ち絵の原画→イベントCGのラフ→イベントCGの原画、
という行程で作業を進めていただきました。

折角なので立ち絵のラフをご覧頂きましょうか。

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ここから1点を、ディレクターであるところの僕が選ぶことになります。
これがまあ難しい。出来れば全部を使いたいところですが、
予算も限られていますし……

しかも今回はA〜Fのそれぞれに、
3〜5種の腕差分も用意していただいており、
いよいよどれにしようか迷ってしまいます。

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例えばFだとこんな感じ。千手観音みたい。

個人的には動きのある立ち絵が好きなので
「D」に一番惹かれました。奥行きのある構図と、
乳房を強調したポーズも良いですね。

よし! 「D」で決定!! となりかけたところで
1つ重要なことを思い出します。

(良衣菜のメイン衣装は、競泳水着だ……)

競泳水着の魅力は何といっても尻にあります。
異論はもちろん認めますが、僕はそう思っています。

「D」が活きる水着はビキニであり、
確かに本作にもビキニは登場するが、頻度は競泳水着程ではない。
ならばより尻のラインが強調されているポーズ……

(「F」だ)

というわけで、本作で使用する立ち絵は「F」となりました。

このラフがどのように仕上がっていくのかは、
後の制作日誌や、公式HPの方で是非ご確認ください。

(春日森)
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2014年11月06日

制作日誌B「作品制作資料を作る」

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企画書がまとまれば、いよいよ作品制作資料を作ります。
主な資料は以下の2点。

・プロット
・コンテ

プロットは、シナリオの粗筋をまとめたものになります。
制作を行いながら、少しずつプロットを書いていく人もいるみたいですが、
僕は一番初めに、最後までプロットを固めてしまうタイプです。

シナリオ全体をブロック分けし、
そのブロック毎に起る内容、使用するCG、フラグ、ポイントなどの
諸条件を割り振っていきます。

本作だと分岐ブロックも含めてブロック数は全部で19。
プロットの容量はテキストファイルで約35kbになりました。

本作のシナリオは既に完成しており、
スクリプトを含まない状態でのシナリオ容量は約250kb。

つまりプロットは、シナリオ全体を約1/7に
圧縮したものになります。

これが一般的に見て多いのか少ないのかは分かりませんが、
とりあえずプロットとコンテさえ完成してしまえば、
『僕が死んでも作品は出る』という段階にまで持っていくよう、
心がけています。

実際にプロットを見てもらいたいのですが、
でも流石にネタバレ要素が多いので、
プロット完成後に制作するフローチャートを公開しましょう。

ただこれもネタバレ要素を含むので、
思い切り縮小させて頂きました。

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今回は文字ばかりで面白く無いですね。
次回は鰻丸先生のラフを公開します。

(春日森)
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2014年11月03日

制作日誌A「企画書を作る」

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既に告知済みですが、冬コミに当選しました。
改めて冬コミでの頒布を目指して、「十川良衣菜のトイレで神様、募集中(仮)」の制作を
進めていきたいと思います。

さて、今回紹介する工程は、企画書です。

企画書は一番最初に作って、一番最後まで使用する資料です。
初期にはこの企画が完成するか、面白いかどうかの確認に用いて、
中期には、外注作家様へご依頼する際の、作品概要として用いて、
後期にはショップ様への説明資料としても用います。

勿論その都度、用途に合わせてマイナーチェンジを行っていくのですが、
とりあえず実際に見てもらいましょうか。

これが本作の企画書になります。

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これは、プログラマー様にお渡しした企画書なので、
中期頃のものですね。キャラデザイラストもついて、
大分華やかになっています。

シンプルだと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
近未来的にはこれでもテキストが多い方です。

ちなみに小耳に挟んだ話では
「企画書はA4用紙1枚にまとめること。それ以上のものは問答無用で没」
という商業メーカー様もいらっしゃるそうです。都市伝説かもしれませんが……

でも確かに、企画書の段階で上手くまとまらない作品は、
制作に入っても苦労することが多いですね。

シンプルにまとめるのは大事だと思います。
何しろ色んな人が見る資料ですから。

(春日森)
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2014年10月30日

制作日誌@「はじめに」

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いつも劇團近未来のホームページをご覧頂きありがとうございます。
ライター兼ディレクターの春日森です。

現在劇團近未来では、冬コミの当選を信じて
「十川良衣菜のトイレで神様、募集中(仮)」という作品の制作を進めているのですが、
今回はひとつ、その制作日誌的なものを、記していきたいと考えています。

近未来作品の告知は大体いつも発売の一ヶ月前、マスターアップの目処が
ほぼついた状態から始めておりまして、おかげで発売延期や仕様の変更等々は
皆様の目には触れずに済んでいるのですが、

実際は表に出していないだけで、色々と内部はバタバタしているわけで、
そういったバタバタの部分も含めて、臨場感たっぷりにお届けしたいと考えております。

では先ず、10月30日現在の、主な素材の進捗状況を確認してみましょう。

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既に担当の鰻丸先生の業務は完了しております。



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台本出しも完了。声優様にも発注済。



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グラフィッカー様からの納品は完了。
一部チェックとモザイク加工などを残すのみ。




……殆ど終ってました。

遅れる原画、己の進捗を棚に上げて憤怒するディレクター、
しわ寄せを喰らい号泣するグラフィッカー等々、
いわゆるテンプレート的な修羅場は、本作には存在しませんでした。

てかだからこそ、「たまには制作日誌でも書いてみっか」
という展開になったんですよね。

まあでも折角やる気になったので、制作日誌は続けてみたいと思います。

リアルタイムな制作日誌ではなく、ゲーム制作に際しての工程を整理し、
ご紹介するような内容で進めます。

いきなり臨場感部分がバッサリ切って落とされたわけですが、
とりあえず「十川良衣菜のトイレで神様、募集中(仮)」発売までの約2ヶ月間、
お付き合いいただけましたら幸いです。

……これがフラグになって、いきなり修羅場が発生しませんように。

(春日森)
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